新年あけましておめでとうございます。

昨年は世界が、選挙に明け暮れた１年でした。結果、米国をはじめとする多くの先進国で「保守派」「極右」の動きが進んでいます。
個人的な政治的見解はここでは差し控えますが、グローバル化した経済圏において、自国の利益のみを求める行為は、時間を置かずに相対的損失を生む行為であることと、オーソドックスな経済学で、すでに数十年前に証明されています
目先の利益を追う行為が将来への負債を生むこととなる構造は、１国の利益追求が全世界の負債となることを意味します。

ご存知の方も多いことと思いますが、日本語の「経済」という言葉は、中国の「経世済民（ケイセイサイミン）」という熟語が原語と言われています。「民を救う」という意味をもつ、経済。
しかしながら、人間界における弱肉強食（＝資本を持つものが生き残り、そうでない者を排斥する）を推し進めるシステムに、なってはいないか、そう考えることが多くなりました。

資産運用のお手伝いをしている立場として、昨年、金融商品仲介業を起業・実働し始めました。

株式会社インヘリカス（https://inherikas.com/）にて、社名に込めた「豊かさを受け継ぐ」ということは、その方だけが豊になればいいという思いで名付けたのではありません。運用や相続のご相談を通じて、ご家族、関係者、周辺の皆が、争うことなく穏やかに老後を送り、いつかはバトンタッチをする、その伴奏者でありたいと思います。

未だに続くウクライナとイスラエルの戦争が、一日も早く終結することと、皆さまにとって良い1年になりますことを祈願いたします。